DIYも可能!無垢フローリングのエコな補修方法とは?
サンディングのDIY方法と注意点
サンディングは一般の人が行える作業ではないと思われるかもしれませんが、選ぶ道具や工程さえ間違わなければ、決して難しい作業ではありません。ここではサンディングの手順と必要な道具、作業時の注意点などをご紹介します。
必要な道具
- サンドペーパー
- あて木、サンドブロック
- 電動サンダー(研磨専用の電動工具)
- コーティング材
- ハケ
サンディングの手順
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表面のゴミやほこりを取り除く。
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狭い範囲ならサンドペーパーで削っていきます。最初は目立たない部分でためし削りを行うほうがよいでしょう。サンドペーパーで直接削っていくこともできますが、広い範囲を削る場合は、あて木に巻き付けたほうが力を入れやすくなります。作業を始めると時間とともに力の入れ加減が変わったり、やすりを変えることで削られ方が変わったりするので、一気にやろうとせず、慣れるまでは少しずつ範囲を決めて行うとよいでしょう。
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サンドペーパーは用途に合わせて目の粗さを使い分けます。サンドペーパーに記載されている数字がその粗さ。値が大きいほど目が細かいことを表し、一般的には「#120」といった書き方で表されています。
#40~100…粗目
#120~#240…中目
#280~#800…細目
#1000以上…極細目研磨の基本は、汚れを削り取る→ヤスリ掛け→整える、の順に進めていきます。ペーパーの目の値は例えば#60→#120→#240のように、粗目~細目へと順番に変えていきます。削りがすすむごとに削りカスを掃除しながら進めましょう。
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広範囲を手作業で削るのは大変なので、電動サンダーを使用するのも良いでしょう。電動サンダーは市販のサンドペーパーを取り付けたり、円形の専用紙を使ったりするものがあります。安いものであれば4000円程度のものありますが、一定の振動で動くものは木の表面に跡が残りやすいので、ランダムサンダーといわれる動きが一定ではない機種をオススメします。プロが使う工具だという印象があるかもしれませんが、DIYをされる方が増え、かなり一般的になってきました。研磨した際に出た木くずを作業中に吸引してくれる便利なものもあります。
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仕上げには、番手の大きなサンドペーパー(#240~320)で電動サンダーをかけましょう。これで充分に表面のザラつきを抑えることができます。
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掃除機をかけた後、雑巾がけをします。
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ウレタン塗装やオイル塗装などお好みの塗装を施しましょう。
無垢フローリングの塗装については、以下のコラムも参考にしてくださいね。
作業時の注意点
サンディングは時間と労力のかかる作業なので、時間に余裕を持ってすすめましょう。また、一緒に暮らす家族の生活動線を考えながら行うようにしましょう。焦らず時間をたっぷりかけて取り組むのが失敗を防ぐコツ。多少の傷やへこみであればDIYで補修すれば費用は抑えられます。あまりDIYが得意でない、という方でも、インターネットで検索すればフローリングのセルフメンテナンス方法を紹介しているサイトもたくさんあります。セルフメンテナンスの場合、手間と時間はかかりますが、価格はぐんと抑えられます。自分や家族とともにメンテナンスを行うことにより、さらにフローリングへの愛着が沸くでしょう。
エコで経済的なサンディングで、フローリングを再生しよう
忙しくて普段のお手入れができず、無垢フローリングの劣化が気になっても、よほどの場合をのぞき、全て張り替える必要はありません。お手入れがネックになり、無垢フローリングを躊躇していたという方も、いざという時にはサンディングがあると思えば、少し心にゆとりが持てるのではないでしょうか。
フローリングの表面を削り取り、新しい木肌を表面に出して新品同様に生まれ変わらせるサンディング。削って綺麗にできるのは、天然木だからこそ。無垢フローリングだから実現できるエコなメンテナンスです。手間と時間をかけ、自分の手で再生させたフローリングにはさらに愛着が沸くでしょう。フローリングの傷や汚れが気になっている方は、一度チャレンジしてみてください。
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