布団を敷いても大丈夫?フローリングで寝るための注意点
フローリングの部屋では、ベッドを利用して眠っている人が多いかもしれません。ただ、ベッドを置く場所がない、小さなお子さんの転落を防ぎたいなど、布団を床に直接敷いて寝たい方もいるでしょう。
今回は、無垢フローリングでの暮らしのなかで、布団を使って眠る生活スタイルが可能かどうか、またその際の注意点や、快適に無垢フローリングと過ごすコツをご紹介します。
フローリングならベッドにするべき?
フローリングの部屋では、ベッドを使うのが一般的で、フローリングの床面と寝具のあいだにスペースをつくり、「カビ」の発生を防ぐのが最大の目的。ベッドの下に空気の通り道をつくり、湿気をため込まないようにして、カビの繁殖をおさえるためです。
たいして、フローリングに直接布団を敷く場合には、湿気の逃げ道がないので万年床状態で生活を続けていると、気付かないうちにカビが発生し、布団を裏返してみると布団もフローリングもカビだらけ、ということも起きてしまいます。
ただ、カビの発生条件を理解し、対策をしっかりおこなえば、無垢フローリングでもお布団生活は可能です。
まずは、フローリングに布団を敷くことの問題点であるカビについて、その発生原因をみてみましょう。
フローリングにカビができる原因とは?
カビの素は空気中に大量に浮遊しており、
- 60%以上の湿度
- 20℃以上の温度
の気候条件に、掃除が不十分でカビのエサとなる食べかすやホコリが加わると発生してしまいます。とくに夏場は気候条件が整い、寝汗も大量にかくため、布団が湿っぽくなりカビが発生しやすくなります。それなら「冬は乾燥しているから大丈夫」かというと大きな勘違い。寝汗をかく量は減りますが、布団のなかの暖かさとフローリングの床の冷たさの温度差で結露が発生し、湿気がどんどんたまってしまいます。
フローリングのなかでも、複合(合板)フローリングよりも、無垢フローリングのほうがカビは発生しにくい床材。これは、天然の木である無垢材がその内部に空洞をたくわえていて、室内の湿度を調節してくれるからです。ただし、布団を敷きっぱなしにするなど、あまりに湿度の高い状態がつづくと、吸収できる水分が飽和状態になり、無垢フローリングでもカビの発生をおさえられなくなってしまいます。
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