布団を敷いても大丈夫?フローリングで寝るための注意点
フローリングでのカビの予防法は?
1. 風通しを良くして湿度を下げる
換気をひんぱんに行い、室内に湿気がこもらないように心がけましょう。
寝室の湿度は年間を通して、50%前後に保ちたいところ。エアコンや除湿器などで調整をしましょう。さらに、寝室には洗濯物を干さない、窓に付いた結露はこまめにふき取るなどの対策も。
2. こまめな掃除
ホコリや雑菌はカビの大好物。日頃からのこまめな床掃除と、起床時・就寝時に敷布団を置く場所の水分をから拭きで取り除いておくことで、カビの発生をおさえることができます。
3. 布団の管理
布団の湿気は、天日干しや布団乾燥機で取り除きましょう。敷布団だけでなく、掛布団や枕も同様に。万年床は絶対にダメ。毎日しっかり上げ下げしましょう。
「すのこ」を敷布団の下に置いて、床からの距離をつくる方法もあります。ただ、室内のスペースが足りなくて布団を使っている場合には、すのこ自体の収納場所に困ってしまうかも知れません。その場合には、折り畳みタイプのすのこベッドを使えば時間をかけずに布団といっしょに畳めますし、そのまま布団を乗せて乾燥させることもできますから、寝室のベランダに十分なスペースがない場合にも便利です。
無垢フローリングのカビ対策については、コチラも。
フローリングに布団、その他の問題と解消法
カビのほかにもフローリングに直接布団を敷くデメリットには以下のようなものが考えられます。
1. 腰痛
薄い敷布団を直接フローリングに敷いて万年床状態にしていると、湿気がたまり布団の痛みやへたりが激しくなります。痛んだ布団は体圧を適切に分散できなくなり、腰や背中などに荷重が集中して寝苦しくなったり、起床時、腰の痛みを感じることも。
2. ホコリや雑菌
室内の空気は常に対流していて、とくに床上30cm程度の位置で動きが激しくなっています。日頃の掃除が不十分だと、ちょうど睡眠時の口や鼻の高さに浮遊した汚れや雑菌が飛び交っている状態に。眠っている間に吸いこんでしまう危険性が高くなります。
上記二点の問題も、基本的にはカビ対策と同じく「こまめな掃除」と「布団の管理」で解消できます。敷布団の薄さが気になるようなら、マットレスの併用も考えましょう。
布団派のあなたも。フローリングで快適な眠りを!
無垢フローリングの良さはその肌触り。思いっきりゴロンと横になって、頬ずりしたくなるような天然木の感触や香りを存分に感じてください。
ただし、直接無垢フローリングに布団を敷いて快適に眠るためには、毎日の掃除や布団の手入れを怠らないようにしましょう。ベッドと比べて省スペースな布団なら日中は、室内を広く使えます。また、簡単に移動できないベッドとは違い部屋のすみずみまで掃除でき、結果的にはカビの繁殖を防ぐだけでなく、部屋全体のキレイを維持することにつながりますよ。フローリングと上手につきあって、快適な睡眠をとれる暮らしを実現しましょう。
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