こんなデザインも!フローリングの張り方、種類あれこれ
フローリングの張り方は、部屋の長い方の壁にあわせて、フローリング材の長い部分を添わせ、まっすぐに配置していく張り方が一般的。長手の壁に添わせることで、お部屋を広く見せられます。とくに、ウォークインクローゼットや廊下などの狭い空間では、この視覚効果を感じられるはず。
しかし、フローリングの張り方はひとつだけではありません。伝統的な模様や、個性豊かな張り方が多くあり、張り方の違いでまったく違った印象に。今回は、お部屋の雰囲気を変えるフローリングの張り方、その豊富な種類とバリエーションをご紹介していきます。リフォームやリノベーションでの参考にしてくださいね。
色々な張り方を楽しむなら、無垢フローリングで
デザイン性の高いフローリングの張り方にチャレンジしてみるのなら、断然、無垢板を使った無垢フローリングがオススメ。一般的な張り方ではなく、デザインしながら床材を張っていくためには、職人熟練の技術が必要。施工は、フローリング材一枚いちまいの木目が作りだす表情や色あいを計算しておこなわれます。規格が均一化され、合板の名の通り複数の板を貼り合わせている合板フローリングでは、板の加工や施工が困難なことがほとんど。
これからご紹介する個性豊かなフローリングの張り方は、天然の木そのままの無垢フローリング材だからこそ実現できるのです。
フローリングの張り方・ベーシックな3つのパターン
定尺張り
もっともスタンダードな張り方。
同じ寸法の無垢材を一定の幅で交互にずらしながら、お部屋の壁に対して平行または垂直方向に張っていきます。「りゃんこ張り」「ずらし張り」とも呼ばれます。「りゃんこ」とは「両個」と書く建築土木用語で「交互」の意味。「三尺ずらし」「一尺ずらし」など、板をずらす寸法によって並べ方は変わりますが、一枚ごとに継ぎ目が同じ位置にくるので、規則性が生まれシンプルでスッキリとした印象に。床が主張し過ぎず、飽きがこないため、多くのご家庭で採用されています。
乱尺張り
定尺張りと同様、コチラも多く採用されている張り方。
定尺張りが、一定の長さのフローリング材を使うのに対し、乱尺張りにはさまざまな長さの板が用いられます(一般的には300mm以上)。フローリング材の長さを揃える必要がないのでロスが出にくく、コストを抑えることが可能。似たような長さの板が偏らないように、事前に仮置きして全体のバランスを整えるひと手間が必要です。ランダムな継ぎ目のリズムになるので、木目が特徴的な樹種を使うと表情豊かな床になります。
斜め張り
定尺張り・乱尺張りが、壁に対して平行または垂直方向にフローリング材を張っていくのに対して、角度をつけて張っていくのが「斜め張り」。
隣のお部屋とハッキリ印象を変えたいとき、変形のスペースや狭い空間に奥行き感をもたせたいときに効果的です。ただし、フローリング材をななめにカットするためロスが大きくなり、コストがかかってしまうのがデメリットです。
一般的な住宅で用いられるのは、以上の3つのパターン。ほとんどのご家庭は定尺張りか乱尺張り。斜め張りはあまり使われていないでしょう。しかし、フローリングの張り方、その種類はもっと豊富です。よりデザイン性の高い張り方も見ていきましょう。
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