無垢床に合う壁の素材を検証。自然素材の壁ってどうなの
珪藻土・漆喰のメリット、デメリット
自然素材の壁にすることで、どのような効果が得られるのでしょうか。ここでは珪藻土と漆喰のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
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調湿作用がある
高温多湿な夏場は湿気を吸収し、寒く乾燥した冬場は放出するので、結露対策建材としても活躍。カビの発生も防いでくれる。
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人体に優しい
自然素材であり化学物質を発生しないので、シックハウス症候群やアレルギー症状に悪影響を与えない。
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劣化しにくい
ビニールクロスに比べると劣化しにくく、ほこりもつきにくいので、美しい状態を長い年月保つことができる。
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耐火性がある
珪藻土は七輪コンロや断熱レンガとして利用されるほど火に強い素材。
漆喰も非常に防火性が高く、かつての城壁や土蔵に漆喰が使われていたのはそれも理由のひとつ。また、漆喰は不燃材料に認定されており、万一の火災でもダイオキシンなどの有害ガスが発生しないので安心。 -
抗菌性がある
漆喰は殺菌剤としても使われる強アルカリ性であるため、細菌が発生しにくい。
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色のバリエーションが多い
珪藻土は基本のベージュや白に顔料を混ぜることで数十種~数百種のカラーが出せる。
デメリット
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粉が落ちやすい
珪藻土も漆喰も、壁紙やビニールクロスとは異なり、砂のような粉がポロポロ落ちやすい。
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染みになりやすい
吸水性があるため調味料や絵の具などが付着した場合にふき取りにくい。
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ヒビが入る可能性がある
ビニールクロスに比べると地震などの振動でヒビが入る場合がある。ただ、ヒビが入っても重ね塗りが可能。
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工費が割高
「養生、下塗り、仕上げ」のように工程がいくつかあり、一般に使われるビニールクロスを使うよりも工期が長くなりがち。そのため工費が割高に。
自然素材の床と壁で、快適に暮らそう
せっかく無垢材のフローリングを取り入れたなら、壁材にもこだわってみましょう。
自然素材の壁材には、ビニール製のクロスにはない利点がいっぱい。時間が経つと劣化し剥がれたり、少しぶつけただけでも破れてしまうクロス壁と異なり、シミや汚れも味わいに変えてしまうのが自然素材の壁です。無垢フローリングと同じく、長く付き合うことで、より愛着がわいてくるでしょう。
無垢フローリングも、漆喰や珪藻土などの壁材も、「呼吸する」という特性があります。塗り壁は寒い冬の暖房による結露を防ぎ、無垢フローリングは夏でもさらりと快適で、素足でも心地よく歩けます。シックハウス症候群やアレルギーに悪影響を及ぼすこともありません。見た目にも身体にも優しさを与えてくれるのが、自然素材の良い所。家族みんなが健康で快適に暮らせる自然素材あふれる家づくり、お部屋づくりを目指してくださいね。
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