パインの無垢フローリングが人気。その理由と注意点
無垢フローリングのなかでは、メジャーな存在といえるパイン。その人気の理由は、単に「明るくナチュラルな雰囲気で、カントリー調のお部屋にピッタリ」なことだけではありません。
柔らかさと硬さのバランス、経年変化、コストパフォーマンス・・・暮らしを快適にしてくれるパインフローリングの特性を、余すところなくお伝えします。
さらに、パインをフローリングに選んだときに、気をつけておきたい注意点についてもご紹介。このコラムを読めば、あなたもきっとパインの魅力が気になりだしてしまうはずです!
パイン材の種類と特徴
パインは、マツ科マツ属の針葉樹です。数多くの産地があり、産地によって色味や柔らかさなど、性質も異なります。代表的なものを下記に挙げてみましょう。
- 「レッドパイン」:白みと赤みが混在するナチュラルな雰囲気。産地:欧米
- 「アカマツ」:白っぽくツヤがある木肌。強度が高い。産地:日本、ロシア
- 「クロマツ」:針葉樹としては重硬。水や湿気に強い。産地:日本、朝鮮南部
- 「カラマツ」:針葉樹としては重硬。赤みがかった色合い。産地:日本、中国
- 「ホワイトパイン」:色が白っぽく美しい。狂いが少なく加工が容易。産地:アメリカ
- 「トドマツ」:美しい白色。柔らかく加工が容易。マツ科モミ属。産地:日本
このなかでもポピュラーなのは、レッドパインとアカマツの2つです。
とくにレッドパインは、建築業界でパイン材といえばこれを指す、というほど一般的。「欧州のアカマツ」と呼ばれ、日本のアカマツとよく似た性質を持っています。ここからはとくに記述のない限り、レッドパインについてご説明していきます。
パインの特徴としては、同じ針葉樹であるスギやヒノキに比べ、比重が重くやや硬めであること。つまり、杉ほど傷つきやすくはないけれど、針葉樹らしい柔らかさも併せ持っています。
節の多いものは手の届きやすい価格で販売されているため、コストパフォーマンスが気になる方にとっても魅力的です。
パインの無垢フローリングの特徴
パインらしさと言えば「節」が外せません。節の多いパインをフローリングに使うと、空間にリズムが生まれ、ナチュラルでありながら気取らないカジュアルさを演出。とくにカントリー調のお部屋との相性は抜群です。
また先ほども述べたように、パインは針葉樹としては硬めの部類ではあるものの、素足で床を歩けばほんのりとしたぬくもりを感じることができます。そのため、リラックスしたいけれど傷対策も考えたい子供部屋や、高齢者の居室に使用されることが多くなっています。
はっきりとした経年変化が表れることもパインフローリングの特徴のひとつ。これはレッドパインだけでなく、マツ科の樹種全体に当てはまりますが、木自体に樹脂(松ヤニ)を多く含むため、時間が経つとその成分が風合いとなって飴色の光沢を放ちます。
白色から飴色への経年変化は、表情の違いを楽しめるだけではなく、小さな傷やシミなどの汚れなら目立たなくなってしまうほど。
飴色になった床に時間の流れを感じるのも、生活の楽しみになりそうですね。
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