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無垢は高い?無垢フローリングの価格はどう決まるのか

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m²単価、箱単価、ってなに?

無垢フローリングを扱っているオンラインショップをのぞいて見ると、m²=平米単価や箱単価という表記を目にします。フローリング販売独特の表記のため戸惑う方も多いかも知れません。フローリング材は床材として用いられますから「一枚いくら」という単位では販売されていません。ここではその見方をご紹介します。

「m²=平米単価」は文字通りその木材の1m²あたりの単価。商品ページには「○○円/m²」と表記されていることが多いです。また場合によっては坪単価が表記されていることもあります。一坪は3.3m²ですから平米単価の3.3倍ということになります。
そして「箱単価」とは、1梱包あたりの単価を指します。「10入り」といった形で一箱あたりの「入り数」が表記されており、丁寧なショップならば一箱が何平米にあたるのか、何坪にあたるのかの表記もあるでしょう。

実際に注文する際には、必要な平米数に応じて箱単位で注文することになりますが、ここで気を付けておきたいのは「ロス率」。施工する部屋が仮に20平米であっても、ぴったり20平米分オーダーするのは危険です。フローリング材は部屋の形に合わせてカットしながら張っていきますので、どうしても端材が出てしまい結果的に足りなくなってしまうことも。ロス分を考慮して、必要平米数に5~10%分上乗せした数量で注文すると良いでしょう。
フローリングの施工をDIYでと考えている方はとくに気を付けてくださいね。

高いというイメージは捨てて、無垢材の魅力に触れてみよう

高いというイメージは捨てて、無垢材の魅力に触れてみよう

ネットを探せば、無垢材の価格の幅に驚くはずです。平米あたり千円台から高いものであれば数万円までさまざま。ただ、木材業者のなかには補修を施した極端にグレードの低いものを販売しているところもありますので、ショップの選定には時間をかけ、じっくりと探してみましょう。
取り扱い商品に自信のあるショップならば、商品の無料サンプル請求にも応じてくれます。サイズは小ぶりになりますが、実際に触れてみると無垢材の魅力を感じられるはずです。そして、サンプルを手に取って浮かんだ疑問や質問をぶつけてみて、丁寧に対応してくれる業者なら信頼できるショップ、購入を検討してみましょう。

グレードとしては低く設定されている節が入った無垢材も、選ぶ方にとっては木材らしい表情としてむしろ好む方もいます。高級とされている要素をどうとらえるかはあなた次第。グレードや規格が異なっても、複合(合板)フローリングにはない、無垢フローリングのもっている調湿効果や香り、経年変化といった特長はしっかりあります。樹種ごとに長所や味わいを見極めて、あなたの理想の空間づくりにふさわしい無垢フローリング材をみつけてくださいね。