フローリングの「床鳴り」その原因と対処法とは?
木がもつ音へのすぐれたポイント
無垢材のフローリングは床鳴りを起こすこともありますが、実は音に関して非常に優れた機能が備わっている素材として知られています。細孔(さいこう)と呼ばれる目に見えない小さな穴をもつ木は、低音から高音までバランスよく吸収する働きがあり、不快な雑音や跳ね返りによる残音を家の中に響かせません。この木材の特徴を上手に利用している劇場やコンサートホールも多く存在します。
また、木と音の関係でいえば「超高周波音」を木は適度に通してくれます。超高周波音とは、木の葉のざわめきや水のせせらぎなど、自然界に多く含まれ、人に精神的な安定もたらす効果があることがわかってきた人の耳には聞こえない音。コンクリートでは遮断されてしまう超高周波音を、木を通して感じることでリラックス効果が生まれるのです。
床鳴りは無垢材が生きている証拠!
床鳴りは一度気になってしまうと、耳ざわりに感じてしまうもの。もしも、床鳴りが収まらない、日増しに大きくなるということであれば住宅そのものが傷んでいる可能性も考慮に入れ、早めの対策を取るようにしてください。
しかし、何より大切なのは信頼できる業者にフローリングの施工を依頼すること。無垢フローリングとの上手な付き合い方を教えてもらえる、アフターサポートも手厚い施工業者を慎重に選んでくださいね。
「床鳴り」の要因の多くは木が呼吸していることによるもの。季節や気候の変化を敏感に感じた木が生きている証です。無垢フローリングは生きているからこそ、その足触りの良さや、調湿機能、フィトンチッドによる殺菌消臭、リラックス効果といった暮らしのうるおいをもたらしてくれるのです。無垢材があたえてくれるメリットを理解し、床鳴りとも上手に付き合っていきましょう!
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