無垢の床(フローリング)。オイルの塗り方とコツは?
オイルの塗り方とコツ
無垢の床(フローリング)にご自身でオイルを塗られる場合の塗り方についてご説明します。DIYなどで初めてオイルを使用される場合は、まず端材などでためし塗りをされることをおすすめします。ここでは、セルフでオイル塗装をされる場合の塗り方と揃えておきたい道具についてご紹介します。
塗り方
- オイルで壁が汚れないようにマスキングテープで養生します。マスキングテープは建築塗料用のものを選びましょう。
- 床にサンドペーパーを掛けて磨いていきます。ペーパー掛けは電動サンダーの使用がおすすめです。電動サンダーはサンドペーパーを装着して木材を研磨できる工具で、広い面積を作業する際に大変便利です。吸塵パックがついているものや掃除機につなぐことができるタイプを選べば木くずはほとんど出ません。
- サンドペーパーを掛け終えて、木の粉も残らず掃除したら、いよいよオイルを塗っていきます。
- オイルを刷毛で塗っていきます。コテ刷毛なら広い面を均一に塗る事ができるのでおすすめです。刷毛にはオイルをしっかりと浸しましょう。オイルが垂れてこないくらいが適量です。
- 木目に沿ってオイルを塗っていきます。オイルは木に浸透するのでどんどん吸い込んでいくように感じますが、塗りすぎないようにしましょう。部屋の隅まで塗りのこしがないように均一に塗っていきます。
- オイルは塗ってから5~10分ほど置いて、乾拭きで拭きとりましょう。拭き取りは端切れや雑巾などでOKです。一気に全体を塗ってしまうよりも、何区画に分けて塗り、塗っては拭き取りを繰り返すほうがおすすめです。
- 塗り終えたら20時間ほど置いて、2度塗りします。2度塗りをする前にもサンドペーパーをかけ、同様の工程でオイルを塗っていきましょう。
- メンテナンスの再塗装は1年後くらいでOKです。
道具
- ビニール手袋
- マスキングテープ
- 塗装用オイル
- 紙やすり(サンドペーパー)
- 電動サンダー
- 防じんマスク
- 雑巾(ウエス)
など。
オイル仕上げの床(フローリング)ならお手入れ簡単
セルフでイチからオイルを塗るのは大変そう…という方は、あらかじめオイル塗装がされている床(フローリング)を選びましょう。
普段のお手入れは、ゴミを取り除き、乾拭きをするだけなので合板のフローリングと変わりません。メンテナンスは、1年に1回を目安に、元の塗装と同じものを塗り足すだけでOKです。
普段のお手入れ方法
- 日常の汚れ…ごみを取り除き、乾拭きか、固く絞った雑巾で拭きましょう。水シミに弱いので、水に濡れたコップなどを長時間放置するのは避けましょう。
- 傷や頑固な汚れ…紙やすりで軽くこすると目立たなくなります。
- 小さな凹み…水に濡らした布をあててアイロンで熱を加えると元に戻りやすくなります。
無垢の床の魅力を増すオイルメンテナス
無垢の床(フローリング)をセルフでオイル塗装をされる場合は少し時間と手間がかかりますが、一度塗装をしてしまえば、メンテナンスは1年後でOK。メンテナスを行う際には、1年の間にできた傷などを経年変化の味わいとして、しみじみと楽しむことができます。
無垢の床(フローリング)は、オイルで塗装をしていても、外気の変化により、年を重ねるごとにその木にしか出せない表情を創り出します。愛情をかけてお手入れをしながら使い続けていくことで、そこで暮らす家族とともに無垢材の成長も楽しみましょう。
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