木のある心地よい暮らし

無垢床の皮脂汚れにサヨナラ。身近な食品で黒ずみ退治!

シェアする:

無垢床の皮脂汚れにサヨナラ。身近な食品で黒ずみ退治!

無垢床を踏みしめ、裸足で木の感触を味わう。ときにはゴロンと横になって全身で木のぬくもりを感じる。思わず頬ずりしたくなるような無垢フローリングの肌触りは、無垢床と暮らすことで得られる大きな魅力。
ところが、あらためて無垢床をながめてみると、「あれ?いつのまにか黒ずんでる!」なんていうことも・・・!今回は、無垢フローリングの汚れのなかでも黒ずみの原因となる「皮脂汚れ」に着目し、できてしまった黒ずみのお掃除方法、予防方法をご紹介します。直接肌に触れる無垢床だからこそ、キレイをずっと保てるようにしていきましょう!

無垢床の黒ずみの原因は、皮脂汚れ?

無塗装や自然塗装の無垢フローリングは本来サラサラした快適な足触り、のはず。しかし、少しベタつきを感じる箇所はありませんか?家族が頻繁に通る部分の無垢床をチェックしてみましょう。黒ずみがあらわれているかも!お部屋のなかでの生活動線になっている無垢床がベタつくのは足裏からの皮脂が蓄積された可能性があります。

じつは人間の足の裏は、汗を排出する汗腺の密集地帯。1日にコップ一杯以上の汗をかくと言われています。素足で無垢床に触れると、足裏からの皮脂や汗が床にすりつけられ周囲のホコリを吸着し、その結果黒ずんだ汚れとなってあらわれてしまうのです。
適度な量の皮脂は自然塗料であるオイル塗装ならば、天然のワックスとして機能してくれますが、過度に溜まってしまうと黒ずんできます。

身近な食品を使ったスプレーが効果的!無垢床の皮脂汚れ対処法

皮脂による黒ずみに効果的なのは、身近な調味料である「お酢」。調理に使われ、健康に良いイメージもあるお酢は、お掃除でも活躍してくれるんです。
お酢には、黒ずみ汚れにしみこみ、浮かせて汚れを落としやすくする作用があります。お酢に含まれる酢酸には殺菌作用や消臭作用もあり、一石三鳥のすぐれたお掃除アイテム。

お酢スプレーのつくり方・使い方

お酢の効果に着目した薬品メーカーによって、酢酸成分を配合した商品も販売されていますが、自家製お酢スプレーは簡単につくれます。スプレーボトルやお酢などは100均ショップでもそろえられますよ。

<つくり方>

お酢と水を1:2の割合で混ぜ、酢水をつくる
このときに使用するお酢は砂糖が入っていない米酢や穀物酢、ホワイトビネガーを使いましょう。果実酢やすし酢にはうまみ成分などの調味料が含まれているためお掃除には適しません。

<使い方>

黒ずみが気になる部分にスプレーを吹きかけ、浮き上がった汚れをこすり取るだけです。汚れを取ったあとに水拭きで残ったお酢をふき取ってあげると良いでしょう。酢を適度に拡散してくれるスプレーが便利ですが、もちろんお酢でつくった酢水を雑巾につけてのお掃除でもいいですよ。無塗装でも、オイル塗装やウレタン塗装をほどこした無垢フローリングでも方法は同じです。ただ、汚れを取ったあとにはその部分をお使いの塗料で塗り、メンテナンスしてあげましょう。

無垢フローリングに水拭きはNGと思われている方も多いようですが、固く絞った雑巾を使えば問題ありません。(ただし無塗装の場合は控えた方がよいでしょう)ただし、水拭きしたあとはしっかり乾拭きしておきましょう。

お酢を使った掃除法で気になるポイント