木のある心地よい暮らし

好きな国のスタイルをお手本にするフローリングの選び方

シェアする:

モロッコ

モロッカン柄の家具

迷路のような旧市街や青く染められた神秘的な街・シャウエン、広大なサハラ砂漠など、魅力がいっぱいのモロッコ。北アフリカに位置しながら、ヨーロッパとイスラムの文化が融合するエキゾチックな国です。モロッコの伝統的な文化を表しているインテリアが、モロッカン雑貨。伝統の民族模様を取り入れ、華やかな色使いと独特なパターンでお部屋を彩ります。木製の家具にモロッカン柄のファブリック、幾何学模様のタイルなどを取り入れると、モロッコらしい雰囲気に。床材はベージュやブラウンなどのアースカラーに張替えると上手にまとめることができます。

インドネシア

300以上もの民族が共生する多民族国家、インドネシア。1万以上もの島々をもち、澄み切った青い海と空に包まれてのんびりとビーチで過ごすことができる、南国のリゾート地です。あたたかな気候のせいか、インドネシアの人は寛容で助け合いの心をもった人が多いのだとか。そんなインドネシアの住まいでは、竹や籐で編んだエスニックな雑貨や、チークやマホガニーのどっしりとした家具が存在感を放っています。フローリングは、ナチュラルなミディアムブラウンの無垢材がお似合い。自然素材がたっぷり使われたアジアンスタイルのリフォームは、非日常的な癒しを感じさせてくれることでしょう。

日本

日本人なら、やっぱり和風が落ち着くかも。日本には、静かにたたずむ日本庭園や質素な茶道具、移り変わる四季の景色など、簡素で素朴なものを美しいと感じる美意識「わび・さび」があります。暮らしには古くから、木や石、土、紙などの自然素材を取り入れ、その質感や風合いを楽しんできました。縁側からは緑の景色が見え、格子から自然光がやさしく差し込む。そんなふうに、自然と調和しながら心地よく住まうことが、和のインテリアなのです。ポイントは、茶色や緑色、小豆色などの落ち着いた色合いと、重心の低い家具。床材は塗装せず、自然のままの色味を生かして経年変化を楽しむとよいでしょう。

感性にしたがって「好き」を見つけよう

好きな国のスタイルは見つかりましたか?
暮らしとデザインは深く関わっているもの。「この国の暮らしを真似したい」と思ったら、そのスタイルはあなたの理想の暮らしと重なるかもしれません。難しく考えすぎないで、「この雰囲気に憧れる!」とあなたがピンとくるスタイルを見つけて、自分のお気に入りの空間を目指してください。
そして、フローリングの選び方には、憧れの国のスタイルをお手本にする方法もあるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。