木のある心地よい暮らし

フローリングの色決めが楽しくなるお部屋コーディネート

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無垢フローリングは経年変化を念頭に

太陽光

合板を使った複合フローリングは、表面が剥がれないかぎり色が変化することはありません。しかし無垢のフローリングは、人の足に踏まれたり、太陽光で日焼けしたりすることで経年変化していきます。

たとえば、無垢の杉床は明るいベージュですが、施工から5年ほどたつと艶が出て美しいアメ色に変化します。逆に、暗い茶色のウォルナットは赤みが増し、全体的に少しだけ明るくなります。

こうした経年変化は、劣化ではなくむしろ家の「味」。味が生きる空間になるように、樹種による経年変化の違いをふまえたうえで、フローリングの色選びをすることをおすすめします。

アレコレ悩むのもワクワクする時間。色決めを楽しんで

部屋の雰囲気が大きく左右されるだけに、フローリングの色決めには迷ってしまうものですね。迷ってしまって決められないときには、無難なナチュラル系を選べば失敗することはまずないでしょう。

でも、その前にぜひ、色決めの時間を楽しんでください。インターネットや雑誌からお気に入りのコーディネートの画像を集めたり、お部屋の写真を撮って画像加工アプリで床の色を変えてみたり。カタログだけでなくサンプルを取り寄せて、実物をじっくり見てみると、新たな発見があるかもしれません。

また、無垢フローリングなら、色のコーディネートで、お気に入りのくつろぎ空間を作ることができるだけでなく、自然の素材に囲まれて暮らす心地よさも感じることができます。呼吸する木が生み出す空気の清々しさや、肌にふれたときのやさしい質感は、何よりの癒し。ぜひ、さわって体感してみてください。