木のある心地よい暮らし

無垢フローリングの色はどう変わる?素材ごとに紹介

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時が経っても自然になじむインテリアづくりのコツ

家具も無垢材で統一する

無垢フローリングが良い味わいに変色しても、壁紙や家具とマッチしなければ、インテリア全体が不自然な印象になってしまいます。床材を選ぶときには、ほかの内装も意識しながら決定すると、失敗を防ぐことができそうです。

壁紙は天然素材のモノトーンカラーがおすすめ

無垢材のフローリングには、同じ無垢材を使用した壁材がよく合います。塗装方法や素材の違いがあったとしても、それぞれ年数が経てば深みのある味わいが出てきて、自然に調和します。無垢材で統一された室内で過ごせば、ますます無垢への愛着がわきそうですね。
意外に思えるかもしれませんが、実はコンクリートとの相性も悪くありません。無機質なコンクリートと、温かみのある無垢材は対極的な存在ですが、はっきりとしたコントラストが印象的です。いろいろな素材を組み合わせてみると、無垢材の可能性に気づけるでしょう。

最近は海外のインテリアを意識して、カラフルな壁紙をチョイスする人もいますが、無垢材を引き立てるのであれば、シンプルなモノトーンカラーの壁紙がおすすめ。どんな無垢材にも、しっくりくるはずです。

家具も無垢材で統一する

内装だけではなく、家具も使用し続けていると色あせてきます。無垢材は深みを増しているのに、家具が古ぼけていると、余計に家具の劣化ぶりが目立ちます。お気に入りの家具がお部屋になじむように、床材にあわせた無垢の家具をチョイスしましょう。新築の場合は床材に合わせた建付け家具をオーダーすると、より床材とうまく調和します。

過度な変色を防ぐコツ

無垢材は、原因によっては不自然に変色してしまうこともあります。特に金属や微生物が影響すると変色だけではなく、床材が傷んでしまうので要注意です。劣化や過度な変色を防ぐためには、酸化チタンを配合したワックスや、紫外線吸収剤を含んだコーティング剤を塗布する方法があります。ただし、こうした塗料がかえって変色を起こす可能性もあるので、必ず専門業者に相談するようにしてください。

無垢材と一緒に変化し、歳を重ねる家づくり

毎日家族が素足で触れる床材は経年による変化が避けられませんが、無垢材を使用することで、ひとつの味となっていきます。最初から無垢材に合わせて壁紙や家具を選ぶことをおすすめしましたが、移りゆく無垢材のカラーに合わせてリフォームや買い替えをするのも暮らしの楽しみ方のひとつです。
部屋の大部分を占める床材は、イメージを大きく変える要素であるため、慎重に決めたいもの。年数が経過するごとに風合いが増す無垢材を選んで、木とともに年を重ねていく暮らしを楽しみましょう。