無垢フローリングを長持ちさせる普段の掃除方法とは？

無塗装のフローリングはとてもデリケート。日ごろのお掃除は、掃除機をかけた後乾いた雑巾で乾拭きが基本です。汚れがつきやすいので使用する雑巾も綺麗なものを選びましょう。

浸透性のオイル塗装の場合も掃除機＋乾拭きが基本。水拭きをしたい場合は固く絞って、植物油洗剤などは使用可能なものを選びましょう。天然の床ワックス（清掃用）も使用できます。オイル塗装の場合、保護力は弱いので、水分を浸透させないように注意しましょう。

掃除機＋乾拭きが基本ですが、ウレタン塗装の場合、表面がコーティングされているため固く絞った雑巾で水拭きは可能です。頑固な汚れは中性洗剤を含ませた雑巾を固く絞って使用しましょう。洗剤を使った後はしっかりとふき取って。またウレタン塗装なら化学雑巾などの使用は可能ですが、くれぐれも水を含ませすぎないように注意。洗剤などを使う時は目立たない場所で試してから使用しましょう。

ワイパー本体の先に雑巾やドライシートを取り付けて、手軽に床掃除ができる便利グッズ。掃除機では届きづらいソファやベッドの下などの掃除にも最適です。掃除機を出すのが面倒な時も、フローリングワイパーなら掃除機と拭き掃除を一気に済ませる事ができます。さまざまな種類があるので部屋の広さや掃除したい場所、収納時の置き場所などを考えて選びましょう。

お掃除の仕上げにはモップがおすすめ。目に見えない花粉や塵、ホコリなどもからめとってくれます。フローリング用ワイパーの先に取り付けるタイプのモップなら洗って繰り返し使えるのでいつも清潔。無塗装の無垢材にはワックスがついていない乾いたモップを使用しましょう。

普段のお掃除をしながらワックスがけができる「AURO」のフローリングワックスは無垢フローリングにおすすめ。原材料は重層とオレンジオイルという100％天然素材なので、無垢材に使用しても変色の心配がありません。ただ、無塗装のフローリングにはおすすめできません。また使用の際は目立たない場所で試すのがおすすめです。

洗剤を使用できないフローリングには重曹がおすすめ。重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れ（皮脂汚れや油汚れ）を落としたい時に便利です。ただ、無垢材に使用する際に、濃度を高くすることはおすすめできません。

隙間の掃除にはつまようじや歯ブラシが便利。ヘラとブラシがついた「隙間ブラシ」もおすすめです。

無垢フローリングの掃除について、疑問は解消されたでしょうか。どうしても取れないシミや汚れは、経年変化とともに味となり、キズやへこみも想い出とともに愛せるようになるのも、無垢フローリングの魅力です。心地よい木の質感を確かめながら、フローリングに座って趣味を楽しんだり、思いきり子どもと遊んだり…。無垢フローリングとの暮らしを存分に楽しめるよう、普段から正しい方法で掃除を行いましょう。