木肌の美しいバーチ材。特徴と、良さを生かした使い方
住まいへの生かし方
フローリングに
バーチはその美しい木目と肌触りの良さから、フローリング材としてとても人気のある樹種です。
光沢のある白い木肌を生かして、明るく清潔感のある空間を演出できます。丈夫ですり減りにくく、衝撃吸収性もあるので、小さいお子さまのいるご家庭のリビングや、子供部屋、キッチンの床材としてもおすすめです。
天井・壁に
居心地の良さを重視したい部屋なら、天井や壁にバーチ材を使うのもすてきです。無垢のバーチは木目が揃っていてやさしい印象なので、広い面積に使っても主張しすぎず、落ち着いた空間を作ることができます。
ソファやベッドに寝転がったとき、ふと目に入る壁や天井にバーチのやさしさ、気品が漂う・・・とっておきの部屋にはそんな使い方をして、贅沢なくつろぎを満喫するのもよいものです。
家具に
バーチは密度・強度がある材なので、ダイニングテーブルと椅子のセットや、子供の勉強机、カフェテーブルなど、家具としてもよく使われています。色合いが明るくナチュラルであたたかみがあるので、部屋をスッキリ感じさせつつ、やさしい印象にしてくれます。
室内ドアに
バーチの木肌は明るさとあたたかみを兼ね備えていることから、部屋にアクセントを与える室内ドアの材料としても人気です。壁に使うのは予算的に難しくても、ドアなら取り入れやすいということも理由のひとつ。
のっぺりとした印象になりがちな白い壁も、室内ドアにバーチを取り入れるだけで、一気にリラックス感あるナチュラルな空間になります。
雑貨・インテリアに
バーチはカバノキ科、シラカンバ属。代表的な木といえば、白樺です。白樺が多く生育している北欧フィンランドでは、インテリア雑貨の材料としてもよくこの白樺、バーチを使います。
シンプルなのに癒しを感じさせるバーチの佇まいは、北欧テイストのお部屋づくりに欠かせない要素。バーチの合板を使った雑貨は、お求めやすい価格帯のものも多くなっています。
気に入ったものをインテリアに取り入れてみると、気軽にバーチの良さを暮らしに取り入れることができます。
バーチ(カバザクラ)の魅力
バーチの魅力は数多くありますが、なかでも多くの人を魅了してやまないのが、「木肌の美しさ」。緻密な木肌は、触ってみるとするするとなめらかで、上品な光沢があります。
床や天井など広い面積に使用しても、杉やパインほど木目や節が目立たず穏やかな印象。「シンプル」「ナチュラル」「上質感」を求められることが多い今の日本住宅に、内装材としてよくマッチする木材です。
家具や雑貨に使われていることも多いので、気になるものを見つけたらぜひ材質をチェックしてみてください。「バーチ(カバザクラ)」と書かれていなくても、「カバ」「サクラ」などとあればそれはバーチ(カバ桜)です。
白い樹皮が美しい白樺の木々、それらが群生する明るい森。バーチ材が私たちに感じさせる清潔感や透明感といったイメージは、輝くような木肌が、そんな風景を連想させるからなのかもしれません。
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