DIYでフローリングを白く塗装するのはアリ?ナシ?
フローリング材による注意点
合板フローリングの場合
合板フローリングは、板を重ね合わせ接着した合板の上に化粧板を貼っています。化粧板にはなんらかの塗装がほどこされていますので、まずは表面の塗装を研磨してはがす必要があります。
合板フローリングのグレードにもよりますが、化粧板の厚みが極端に薄いものや、木目のシートを貼っただけのものは研磨作業ができません。お部屋の合板フローリングのタイプを確認しておきましょう。
無垢フローリングの場合
無塗装の無垢フローリングならば塗料がのりますが、浸透系の塗料ですと木目は残るので真っ白にはなりません。時間が経つとともにかすれたようにはがれていく「シャビーシック」なテイストを取り入れたいという方は、水性のジェルステインを使うと理想に近づけられるかも知れません。
しかし、せっかく天然木ならではの調湿機能や肌触りを求めて取り入れた無垢フローリングを着色塗装してしまうのはもったいないかも。無垢床の場合は、木本来のもつ風合いや色あいの変化を楽しみながら生活することをオススメします。
塗装の仕上げ方
フローリングに塗装をしたあとは、クリアタイプのニスなどで表面を保護しておくと良いでしょう。完全に真っ白くしてしまうのではなく、木目が少し見える状態の白い床をニスで仕上げることで、落ちた髪の毛も目立ちにくく、またお掃除も楽になりますよ。
フローリング以外の素材で白い床にする
「白い床を手に入れる」ということに特化するならば、塗装せず既にあるフローリングの上に人工素材のタイルやクッションフロア、フローリングパネルを重ね貼りする方法もあります。置くだけ、はめ込むだけ、といった床材も多くあり、この方法ならば手軽に賃貸マンションでも白い床にすることができます。
白い床にするときには、よく検討してから!
床のフローリングが痛んできたり、塗装がはがれてきたりしたときに思い切って白く塗ってしまうのは、フローリングの貼り替えより費用はかかりませんが、かなり手間のかかる作業です。また、先に触れたように白い床は髪の毛や汚れが目立つため、キレイさを保ち続けるのは大変です。木目を残さず真っ白な床にしたいならばフローリングを塗装するよりも、人工素材で代用する方が簡単に実現できます。
人気の高い北欧風スタイルでも、床一面が真っ白という部屋は意外に少なく、明るい色のナチュラルな木目を活かしたフローリングがベースとなっているものが多いです。
木の質感を排除したモノトーンのコーディネートでも、ベースになるのはグレーで、白はアクセントとして用いられます。
DIYで憧れの白い床にするときには、塗装の大変さやその後のお掃除の手間を考慮に入れ、しっかり検討してからチャレンジしてみてくださいね。
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