無垢フローリングのメンテナンスは「すぐ拭く」が合言葉
毎日のお手入れ
●毎日のお手入れの方法
ウレタン塗装 オイル塗装 無塗装 |
液体をこぼしたらすぐ拭きます。 古い肌着やTシャツを切って使い捨て布にし、すぐ手に取れるところに置いておくと便利です。 |
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掃除は、できるだけ水を使わないことが基本です。 乾いた柔らかい布でからぶきをしてください。 スチームモップの蒸気は水ですからNGです。 |
●掃除用薬剤・薬剤が含まれるモップやお掃除シートの使用
ウレタン塗装 | 使えます。 |
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オイル塗装・無塗装 | 変質の原因になるため使ってはいけません。 |
●いつものお手入れで落ちない汚れを落としたいとき
ウレタン塗装 | 薄めた中性洗剤で拭きとり、固く絞った雑巾で水拭きし、最後にからぶきで水分を手早く拭い去ります。 |
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オイル塗装・無塗装 | 乾いてこびりついてしまった汚れは、消しゴムでこすり取ってみましょう。 取れない場合は専用のクリーナーを使います。 |
年に数回のお手入れ
●年に数回のお手入れ
ワックスの種類 | 【ウレタン塗装】 木質フローリング専用の樹脂ワックスがあります。 薄く伸ばすのがポイントです。 |
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【オイル塗装】 蜜ろう系のワックスが一般的です。 使っているオイルと同じシリーズの製品であれば相性がいいでしょう。 |
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ワックスがけの頻度 | 塗りなおしのタイミングは、キッチンや水回りなどは1年に1~2回が目安です。 それ以外の場所はもう少し間隔をあけていいでしょう。 ペットや小さな子どもがいる、家族の人数が多いなどの場合は、各家庭の事情に応じて頻度を調節しましょう。 |
傷がついたときの補修
●ウレタン塗装
傷がつきにくい仕上げですが、ついてしまうと白い線になり、木の色が濃い場合は目立ちます。
塗装の膜をいったんはがして補修しますので、専門業者に依頼します。
●オイル塗装、無塗装
浅い傷なら自分で補修できます。180~240番のサンドペーパーで削って表面をなめらかにすれば気になりません。
オイル塗装の場合は、すでに塗っているのと同じオイルや蜜ろうを塗って周囲となじませると、ほとんど目立たなくなります。傷がかなり深い場合は、専門の業者へ相談しましょう。
もしもメンテナンスしなかったら・・・
●ウレタン塗装
艶がなくなります。また、塗装がはがれるような深い傷をそのままにしておくと、水分や油分が入り込み、変質の原因になることがあります。
●オイル塗装、無塗装
つぎのようなトラブルが発生することがあります。
- 足の裏の脂、汗、水分のある食品や飲料などのシミが定着する
- カビが発生して、表面が黒ずむ
- 表面の毛羽立ちが水分を吸い込み、その後、乾燥すると、表面にささくれができる
- アルカリ系の洗剤などで変色する
- 傷や凹みに汚れが溜まりやすくなる
「すぐ拭く」を合言葉に、木のある暮らしを愉しもう
木はもともと生きものです。風がよく通り、温度や湿度がちょうどいい、住む人にとって心地いい環境であれば、木にとっても快適で、健康が保てます。
液体をこぼしたときに素早く対処することを心がけていれば、あまり神経質にならず無垢フローリングを長く愉しめることでしょう。
小さなお子さんには「お口のまわりが汚れたら、きれいに拭くと気持ちいいよね。床さんも同じだよ、お水で濡れたらすぐ拭いてあげてね」と伝えれば、率先してすぐに拭いてくれる「ふきふき仮面」になってくれるかもしれませんよ。
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