木のある心地よい暮らし

無垢フローリングのリフォーム。2つの方法とそのお値段

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無垢フローリングのリフォーム。2つの方法とそのお値段

夏はサラサラと爽やかな足触り、冬は優しい温もりで、1年を通して心地よさを伝えてくれる無垢フローリング。
天然の木材だからこその魅力が見直され“本物”を求める人が増えているなか、戸建てでもマンションでも、無垢材を使ったフローリングリフォームが注目を集めています。

でも、いざリフォームとなったとき、気になるのが「お値段」です。
実はフローリング張り替えのリフォーム費用は、どんな床材や商品を選ぶかによって変わるのはもちろん、張り替える前の状態によっても、掛かる工事費が大きく変わります。

無駄な費用は払いたくないけれど、費用を惜しんで後悔するのも避けたいところ。
そこで今回は、無垢フローリングのリフォームについて、その方法と費用、適正な値段を知るためのポイントをご紹介します。

新規で張り直す「張り替え」と、既存の床材の上に重ねる「重ね張り」

まず、知っておきたいのは、フローリングの張り替えには、大きく2パターンの方法があること。ひとつが、既存の床材をすべて撤去してから、新しい床材を張り直す「張り替え」と、もうひとつが、既存の床材を残し、その上から新しい床を重ねる「重ね張り(上張り)」です。
「張り替え」と「重ね張り」は手間や材料費が異なるので、当然工事費用が違ってきます。もちろん、費用が安いほうが嬉しいのですが、仕上がりの美しさも変わってくるので気をつけたいところ。
それぞれのメリット・デメリットを抑え、納得のいく方法を選びましょう。

「張り替え」相場の値段とメリット、デメリット

6畳の場合・・・・・・90,000~180,000円

撤去の手間と工賃がかかり、既存の床材によっては処分するためのコストがかかることもあります。ですので、比較的費用が高くなるのがデメリットと言えるでしょう。
しかし、一旦床材を剥がすために下地の状態を確認することができ、カビや害虫対策など必要に応じた処置を早急に打つことが可能。仕上がりも段差なく美しいのがメリットです。

「重ね張り」相場の値段とメリット、デメリット

6畳の場合・・・・・・60,000~140,000円

既存の床材の解体や処分の費用がないため、比較的安い費用ででき、かつ工事期間も短い点がメリットです。
ただし、下地の状態が見えず劣化に気づけない点や、重ねて張ることで段差が生じてしまうというデメリットがあります。

「張り替え」の値段は、もともとの床材によって変わる

次に気を付けたいのが、新規で張り替えをする場合、もともとの床材によっても値段が変わってくるということです。
そこで、クッションフロアやカーペットなどのよくある床材を挙げながら、目安となる値段相場を見てみましょう。
※無垢フローリングは「防音あり」を想定しています。

クッションフロアから無垢フローリングへ

比較的簡単に剥がすことができ、処分費用もほとんどかかりません。
6畳の場合/125,000 ~153,000円

カーペットから無垢フローリングへ

クッションフロアと同様、剥がしやすく処分費用もほとんどかかりません。
6畳の場合/125,000 ~153,000円

畳から無垢フローリングへ

地域によって異なりますが、畳の処分費用の相場は、一枚あたり約1,600円です。破棄する量が増えるとその分費用もかさむので、注意が必要です。
6畳の場合/203,000 ~240,000円

※処分費用はお住まいの自治体によって異なるので、必ず確認してみましょう。

無垢材を選ぶ際、種類、幅によって値段が変わる