木のある心地よい暮らし

無垢フローリングのリフォーム。2つの方法とそのお値段

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無垢材を選ぶ際、種類、幅によって値段が変わる

お値段をみていく上で、もう一つ大切なポイントが「どんな無垢材を選ぶか」です。
温かく心地よい肌触りや、四季を通じて快適さをつくりだす調湿効果など、自然素材だからこその魅力を持つ無垢フローリング。それだけに、「天然=高級」というイメージもありますよね。
しかし実は、種類や幅によってお値段は変わり、お手頃な価格の無垢フローリングを選ぶことも可能なのです。

樹木は針葉樹と広葉樹の2種類に分けられます。針葉樹の場合は比較的成長が早くより多く市場に供給できるため、広葉樹よりもお手頃な価格が実現します。

代表的な針葉樹の無垢材には、スギやパイン、ヒノキなどがあり、比較的高価とされる広葉樹では、チークやウォールナット、メープルなどが人気です。
また、それぞれの無垢材にはグレードが定められており、節がなく色合いが均一で、見た目が美しいものほど高級です。
さらに、同じ種類、同じグレードの無垢材であっても、フローリングの幅によって値段が変わるから要注意。幅の広いフローリングほど希少で、当然お値段も高価になります。

DIYでコストを最小限に。その際のメリット、デメリット

コストをできるだけ削減するために、プロの業者に頼まず自分でDIYするという方法もひとつの手です。
自分で行う場合、フローリング材のほかに、固定するためのフロアくぎや木工用ボンド、のこぎり、ハンマー、メジャーなど道具を揃える必要はありますが、どれも数千円で購入することが可能。6畳の場合、安価なフローリング材を選べば3~7万円で張り替えることができるでしょう。

しかし、床の張り替え作業は難易度が高く、美しく仕上げるのは決して容易ではありません。手間ひまがかかり、「疲れたから」「失敗したから」と、途中で投げ出すわけにもいきませんよね。
さらに恐いのは、既存の床材を剥がしてみたら、下地が腐っていたりカビが発生していたとき。結局プロに頼らざるを得なくなり、無駄な時間を費やしてしまったということに……。
すみやかに、かつ確実にリフォームしたい場合には、やはりプロに依頼した方が無難と言えるでしょう。

将来にわたって安心するために現地調査からしっかりと

リフォーム前にはプロによる「現地調査」を依頼する

ここまでいろいろみてきましたが、できるだけコストをかけず憧れの無垢フローリングにリフォームすることは可能です。しかし、記載した金額はあくまでも目安。下地の状態によっては必要費用が大きく変動します。コストを安く抑えられる「重ね張り」ができなかったり、配水管からの水漏れや結露などの原因で床下が腐食している場合には、さらなる費用がかさんでしまうことも。

せっかくリフォームするのですから、美しく仕上げ、将来にわたって安心した居住空間にしたいもの。
そのため、リフォーム前にはプロによる「現地調査」を依頼することをオススメします。
そして、必ず複数社に見積もりを求め比較検討を行うこと。
費用だけで判断せず、しっかりとした調査と最適な工事をしてくれる会社を選びましょう。

単純に「安さ」だけを追い求めるのではなく、満足度や安心感もリフォームの重要ポイント。無垢材の種類や施工方法など、じっくりと検討を重ね、納得のいく床リフォームを行ってくださいね。