木のある心地よい暮らし

木の香りフィトンチッドがもたらす人生を豊かにする効果

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ルール2:自然を身近に感じよう

自転車に乗って自然を感じる

冬が長いデンマークでは、思い切り外で過ごせる夏の時間がとても貴重。できるだけ外に飛び出して、ピクニックやバーベキューなど、自然のなかで「Hygge(ヒュッゲ)」なひとときを過ごします。
デンマークは自動車の登録料が高いため、多くの人々が自転車を愛用します。毎日、自転車に乗って会社や学校に通い、陽の光や爽やかな風、自然の香りをカラダいっぱいに感じるのです。
また、そんな自然と触れあう心地よさを家のなかでも感じられるように、暮らしのなかに植物を取り入れるのもデンマークのスタイル。庭やベランダで植物を育てるのはもちろん、窓辺やテーブルにはいつも自然の野花を飾ります。
秋にチューリップやヒヤシンスの球根を植えたりハーブの種を蒔いて、春を待つなんて素敵ですよね。

こうした暮らし方は、私たちの日常にもすぐに取り入れられるのが嬉しいところ。
森の中にはなかなかいけなくても、たとえば近所の公園を散歩して道ばたに咲いている小さな花に気をとめたり、ベンチに座って日向ぼっこを楽しんだり。いつも乗る電車を一駅前で降りて、風の香りや木々のざわめきを感じながら歩いたり。大切に育てる植物からは、知らず知らず、フィトンチッドのパワーに癒やされているのかも。
ちょっとした工夫やさりげない時間の使い方で、自然はもっと身近になるはずです。

ルール3:日々の暮らしの中で小さな幸せを見つけて楽しもう

心地よい空間と同様に、デンマークの人々が大切にしているのが時間そのものを楽しむこと。それは、厳しい気候環境を受け入れ、そのなかで幸せを見出そうとする姿勢が、豊かな文化やライフスタイルにつながっています。

たとえば、デンマークでは家族はもちろん友人や隣人との繋がり、人と人の絆をとても大切にします。手作りのお菓子や飲物を用意しておしゃべりしたり、気の合う仲間を集めてホームパーティを開いたり、人との温かな触れあいを心から楽しみます。

もちろん、1人で過ごす時間も大切。自宅でゆっくりとパンを焼いたり、お手製の家具造りに挑戦したり、座り心地バツグンのソファーを手に入れて、読書に没頭するのも良いですね。暮らしている街でお気に入りのレストランやカフェ、バーを見つけ出し、自分だけのちょっぴり贅沢なひとときを愉しむのも素敵です。

何気ない日々のなかに、喜びを見つけだすのは自分次第。そして、ほんの小さな幸福が、ココロをやわらかくほぐし笑顔を生み出してくれるのです。

住まいのなかの陽当たりや風通しの良い窓辺に、植物や花を飾りアロマキャンドルをひとつ。そして、木の香りもすがすがしい無垢の木のテーブルや椅子を置いて、森の癒しをイメージしたとっておきのコーナーをつくってみませんか?
自然のチカラと日々の暮らしを楽しむ遊びゴコロが、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。