木のある心地よい暮らし

巾木とフローリングの合わせ方が理想の部屋づくりの鍵!

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巾木とフローリングの合わせ方が理想の部屋づくりの鍵!

「巾木」という言葉をご存知でしょうか。読み方は「はばき」で、「幅木」と書くこともあります。部屋の壁と床をつなぐ大事な部材ですが、一般的には聞き覚えのない名前かもしれません。しかし巾木は部屋の印象を大きく左右し、その選び方によって部屋の印象を変えることもできます。今回は、巾木の役割とともに部屋をおしゃれに見せる巾木と壁や床の合わせ方もご紹介します。

巾木

「巾木」とは?

「巾木」という名前はあまりなじみがないかもしれませんが、内装には欠かせない部材です。壁と床が接する部分を見ると、壁面と床面の堺目に細長い横木が施されています。それが巾木。一見装飾として用いられているように見えますが、じつは大切な役割があるのです。

巾木の役割とは?

巾木の役割は大きく分けて2つ。

1. 壁と床のすき間を隠す役割

建築時、壁と床の間にはすき間が設けられています。これは、木や床が多少動いても力を逃がすことができるようにあえて作られたものです。温度や湿度を調節してくれる無垢材の壁の場合、調湿作用により伸縮することがありますが、それにより多少木が動いたとしてもこのすき間があることで逃げしろになり、床鳴りやたわみを防ぐことができます。また、外からの冷気を防いだり、壁を保護する役割も。
巾木には、すき間をうまく隠しながら部屋をおしゃれに見せてくれるという重要な役割があるのです。

2. 壁を保護する役割

壁の足元に近い部分や角は、掃除機やモップなどがぶつかり、生活する上で痛みがちな場所。もし巾木で保護していなければ、何かぶつかるたびに壁は汚れ、壁紙がはがれたり塗り壁がポロポロ取れたりしてしまう可能性も。メンテナンスの際にワックスが壁に染み込んだりすることもあるかもしれません。そうならないよう、巾木は壁を守ってくれているのです。

3. インテリアとしての役割

巾木にはたくさんの種類があり、巾木の選び方次第で部屋の印象や見え方も変わってきます。壁や床の色や材質にあわせて巾木の色やデザインを選ぶことで、理想のお部屋に近づけることができます。

巾木の材質と特徴