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なぜフローリングに隙間はあるの?DIYで埋める方法も

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フローリングの隙間にはこんな原因も

無垢フローリングでも極端に大きく隙間が空いている、また複合(合板)フローリングの場合に、無垢床のような隙間が見られる、といった場合には業者による施工不良も考えられます。目安としては、新築で複合フローリングを張ったときに、すでに2mm以上の隙間が見られる場合。非常にまれなケースですが、施工業者に確認してみましょう。

隙間が大きくなる要因には、地震や地盤沈下、建物自体の劣化も考えられます。だんだんと隙間の幅が広がっているようならば、住まい全体を点検してみることをおすすめします。

DIYでフローリングの隙間を埋めるには

DIYでフローリングの隙間を埋めるには

もし、DIYでフローリングの施工にチャレンジしたときに隙間ができてしまったら?採寸の狂いなどで、壁際に広めの隙間が!という失敗例もかなりあるようです。せっかく頑張ってDIYで張ったフローリング、隙間を埋めるところまで自分で頑張ってみましょう。

DIYでフローリングの隙間を埋めるには

複合(合板)フローリングは「パテ」や「コーキング材」でDIY

木材の修復用に用いられるパテやコーキング材を使い、隙間の周辺をマスキングテープで養生したあと、少量ずつ様子を見ながら充填していきます。種類によって固まる時間が違いますので、製品説明をよく読んで、タイミングを誤らないようにマスキングテープを外し、スクレーパーなどで充填部の盛り上がった補修材を削り平らにします。着色ペンや塗料で周辺部の色味となじませ、ワックスなどでツヤを与えて仕上げます。

無垢フローリングには「埋木」で対処を

パテは乾くと硬化し、コーキング材も硬化せずともゴムのようになって定着しますので、無垢材の伸び縮みを考えると、どちらも適しません。もし、無垢フローリングの隙間が広すぎて気になるなら、埋木(うめき)で補修しましょう。
張られている無垢材と同じ樹種を用意し、カッターやノミで細かく割いていき、隙間に埋め込んでいきます。このときノコギリを使用すると、切断面が荒れてしまうので要注意です。気にならない程度の隙間になったら、周辺部と同じように塗装して、埋木が目立たないように仕上げます。

無垢フローリングのDIYに挑戦してみたい方は、コチラも。

フローリングの隙間をキチンと理解しよう

フローリングの隙間が気になったとき、新築やリフォーム時の施工不良を疑うならば、施工業者に相談してみましょう。無垢床の場合ならば、木の呼吸を計算した施工が施されていると説明してもらえるケースがほとんどです。しかし、どの程度の隙間が自分や家族にとって許容範囲なのかは、住み始めてみないと実感できないかも知れません。無垢フローリングで暮らすことを考えている方は、事前に無垢材の特長をよく説明してもらいましょう。

DIYで理想の空間づくりを目指す方は、フローリング材の張り方や採寸には注意を払って。隙間が空きすぎたら、それもDIYで補修できますから、自分のペースでDIYを楽しんでくださいね。