木の種類 杉

古くから日本人になじみの深い木材。特有の香りと美しい杢目が魅力。

秋田杉、屋久杉、飫肥杉(おびすぎ)、吉野杉・・・と有名な産地の名前が冠されるほど、日本を代表する木材。柔らかく加工しやすいため、古くから建築材など幅広い用途に使われてきました。

樹種データ

樹種名
材種 Japanese Cedar
学名 Cryptomeria Japonica
科目 スギ科スギ属の常緑針葉樹
主な産地 北海道(南部)~九州
色調 辺材は白っぽく、心材は黄色みを帯びた赤褐色。辺心材の色調差は明瞭。
気乾比重 0.38

質感・手ざわり

  • 肌ざわりが柔らかい。
  • 冬でも温もりが感じられる。
  • スギ特有の香りがある。

施工性

  • 弾力性と保湿性にすぐれるため、反りや割れが起こりにくい。
  • 柔らかく、加工しやすい。その反面、傷がつきやすい。
  • 乾燥が容易。乾燥後の安定性がよい。

木目・色調

  • 木目は、まっすぐではっきりしている。
  • 筍杢(たけのこもく)や、笹杢(ささもく)が現れることがある。
  • 産地の気候や土壌、育成方法の違いによって、木目や色合いに差がある(年輪の幅の細かさなど)。
  • 経年変化で、味わい深い飴色に変化する。

おもな用途

  • フローリング材、柱や天井板など建具材、樽など。
  • 柔らかく、歩行時などの衝撃を受け止めてくれるため、子どもや高齢者の部屋用フローリング材に適している。

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